- 闇の目 - 親子で楽しむアートの世界 遠まわりの旅(名古屋市美術館/名古屋)2014.3.22.

 

 

「親子や家族で楽しむアート」をキーワードに、美術に親しみやすく作品の持つ魅力を幅広く伝えることを目的に、名古屋市美術館のコレクションを中心に、人生を旅する作品を中心に紹介した常設展示。

 

アーティストユニットD.D(今村哲+染谷亜里可)による人生の旅を象徴する体験ができる迷路のような巨大な体験型の作品、 - 昼の目 夜の目 - の中で、行なわれたパフォーマンス。

 

迷路の中には闇の空間があり、その闇に住むもの、闇の目を持つ住人として美術館内を徘徊した。闇の中で見ていることと、闇の目のまま、光りのある空間を見ること。見ることは同じであるが、見られる姿は異なる。闇の中では気配として感じ姿を直視することはできないが、光のある所では、その姿は露になり見られる。闇の中で特権的に姿を見ることが出来る住人は、光ある所では滑稽な姿を表すこととなる。また、闇の目のまま美術館を見て徘徊したものは記録され、美術館の入口に映し出され展示された。そのことで、展示作品をみる前に映像の中で展示作品を見ることにもなった。 

  

 

 


パフォーマンス - 闇の目 - の実際に闇の中で動き、見ていたものの映像の一部。